君といつまでも

〜第7章〜 変えられない過去(視点)





うそでしょ――?






『アイツは…………俺のイトコだよ。』






てことは私は翔のイトコに……


そんなことって――








信じらんないよ





翔と渡辺君がイトコだなんて…!!































「――うそだろ…。をあんな目にあわせたヤツが……マサルだったなんて。。」


渡辺君をじっと見据えたまま翔が言う。
そう言う声は、同様のあまり、かすかに震えていた。


「なぁ…うそだよな。お前が……んなことするワケないよな?」

「………。」

「うそだって言えよ。な?」


真実を受け入れない翔は、渡辺君に問い詰める。


それに耐えきれなくなったせいか――






翔の目をじっと見据えて、渡辺君が重い口を開く。








「――ごめん…。」






そう言うと、渡辺君は深く――謝罪の礼をした。


「――マジかよ……っ。」


翔が頭を抱える。









2人の間に険悪なムードが漂う。


「…と…とりあえずさ!場所を変えよう…」

「悪いことだとは分かってたんや…!」


私の提案は渡辺君によって遮られた。


「せやけど――」





「だから何だって言うんだよ!」




翔がついに大声をあげて怒鳴る。
そして、勢いよく渡辺君に掴みかかる。


「お前、自分のしたことちゃんと分かってんのかよ?!
お前にあんなことされて――がどれだけ傷ついたと思ってんだよ!!!」









どうしよう。



翔が、本気で怒ってる…。





「……。」

「――何とか言えよ!」


翔の声がさらに大きくなる。





そんな翔に恐怖さえ覚えたが、だからってこのままほっとくわけにもいかない。








(――止めなきゃ!)







「なぁ……どうなんだ」




「やめて!翔っ!」








私は背後から翔に抱きついて叫んだ。




…?」


「確かに――渡辺君は私に対して酷いことをした。私に深い心の傷を負わせた。
いくら謝っても許すことなんかできない…!だけど――。」


「……。」











「今さら――過去を変えることはできないんだよ…!」











当たり前のことを口にする。

でもその通りなのだ。




翔がいくら渡辺君を責めても、”あの悪夢”は決して消えることはない。
忘れることなんかできない。







でも、翔と再会したから――








「翔のおかげで、私、ほんの少しだけど変われたんだよ。」




私の目から涙がこぼれる。




……。」




翔は渡辺君に掴みかかった手をゆっくり離すと、そっと私を包み込む。


「ごめん…、。――ごめん。」


ごめん…その言葉を翔は何回も繰り返す。










私もそれに答えるかのように、翔をぎゅっと抱きしめた。






☆あとがき☆
タイトルが微妙に長いですがその辺は気になさらず…。。
なんか、だんだん意味分からんくなってきてすみません(><)
私が未熟なあまり……!
ま、まぁ!次回をお楽しみにっ(滝汗)












SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送